野球という複雑な競技を、ゲームという疑似体験に再現するのに昔から様々な知恵と工夫がありました。
初期はボードゲームとして、あの日本の玩具を代表する、昭和33年(1958年)に発売されたエポック社の「野球盤」。
YouTubeにもファンからの映像がある、こんなゲームです。
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【新品】発売中!野球盤エースACE/エポック社おもちゃボードゲーム野球盤50周年新魔球雷神球打...
野球ゲームの王者! 野球盤クラシック
この他に、野球の投、打、走、守の要素をカードゲームにして、お互いにカードを出し合いながら試合を進めるという類のゲームもあります。
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ピッチャーvsバッターの緊張感溢れる駆け引きをクローズアップした個性派アナログ野球ボードゲ...
TVゲーム機の登場によって、野球も一つのスポーツゲームのカテゴリーになってからは、以上ゲームを個人的にはアナログ系と呼んでいます。
初期のTVゲーム版の野球ゲームといえば、それはそれは実際のゲームを疑似体験というには程遠いものでした。(野球に限らずスポーツものには限界があったのですが)
ゲーム機がスーパーファミコンに代表される16ビット化の時代を迎え、動きのスピードと多彩さを要求されるスポーツものにも、劇的な改善が見られるようになり、1996年のNINTENDO 64 の登場で、よりリアルな動きが追求される傾向にありました。
でも、野球というスポーツのルールの複雑さ、戦略性を再現するには、そのロジックが稚拙だったと思います。
例えば、ライト前にボールが転がる。 ライト前ヒットのはずが、ライトからファーストにボールが送られてアウト、「ライトゴロ」。 実際にもあり得るケースなのですが、これが頻繁に起こるのは耐えられません。 また、走者の動きを細かくコントロールすることができず、ランナー一塁から右中間を破る2塁打を打っても、ホームに帰還せず、3塁どまり。 つまり2塁打なら二つ進むというロジックによって進塁しているわけですね。
1995年からTVゲーム版の野球ゲームをせっせと買い求めて、ペナントレースをこなし、ゲームの出来を仲間と評論しあったものですが、総じて言えたことは、選手の動きのリアリティとゲームロジックが両立したものは殆ど無かった時代でした。
自分も選手の動きがリアルなものを好んでいたのですが、それを覆したのがコナミの「実況パワフルプロ野球(通称、パワプロ)」の登場です。
このゲームは人形の様なデフォルメされた選手がプレイするので、選手のリアリティはありませんが、実際の野球の再現性という点で非常に優れているものです。
例えば、いつのバージョンからか忘れましたが、「ボール球でストライクをとる」、つまりピッチングの組み立てで、内角一杯にストレートでストライクを取った後、次は外角へ逃げるスライダーで空振りさせる。 「見送ればボール」という球でもコンピュータはまるで実戦の様に空振りしてくれるんです。
こういう技が決まる時のピッチングは最高に気持ちいいですね。
2003~4年ごろにNINTENDO64でプレイしたバージョンには本当にハマりました。
特に、サクセスモードというサブセットのゲームがあり、これで自分で選手を高校生から育成し、うまく成長するとドラフトを経てプロ選手に仕立てることができるんです。
背番号や名前は自分で決められて、その選手をペナントレースモードの試合に出場させることができるんです。
往年の阪急の選手を次々に作り上げて、悦に入ってました。福本、蓑田、マルカーノ、山田、足立、とかとか・・・(暇だったんだなぁ~)
パワプロは未だに健在です。
【PS3】 実況パワフルプロ野球2010 VT028-J1 2010年7月15日発売予定 予約
2004年にPS2をターゲットに、パワプロと同じコナミから、「プロ野球スピリッツ(通称、プロスピ)」というゲームが発売されるのですが、コナミがパワプロで培った野球ロジックとリアリティを両立させる流れになってきたかなぁ、と感じたものです。当時のPS2にはパワーがありましたから、ゲーム機というプラットフォームが進化すれば、ゲームソフトが進化するのも当たり前ですね。
ですからPS3という、スパコン並とも言われる演算処理能力をもったゲーム機が登場したとき、この能力をフル活用してどんなゲームが登場するのか期待しましたが、凄いものが野球ゲームの世界に登場してきたんです。
MLB The Show というゲームで、2008年版を皮切りに、今年は2010年版が発売されています。
この圧倒的なグラフィックに惚れこんで、PS3を買ったファンも多いとか。
最新のMLB 10 The Show の映像、一見の価値はありますよ。
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